年収1,000万以上を目指せる?フリーランスエンジニア5つのメリット・デメリット
会社員ではなく、フリーランスのエンジニアとして活躍を検討している、既に始めている方もいるでしょう。フリーランスエンジニアとして働くメリットやデメリット、未経験からデビューするまでの流れ、気になる年収についてご紹介します。
フリーランスエンジニアの5つのメリット
働き方が自由
会社員は、基本的にオフィスに通って働きます。毎日ギュウギュウ詰めの満員電車に乗り込み、四方から体を押され、汗や香水、タバコの臭いの充満する車内で過ごすのは苦痛でしかありません。働く時間も毎朝定刻から、仕事が終わるまで働きます。ストレスフルに毎日を過ごしているサラリーマンも多いでしょう。しかし、フリーランスエンジニアになれば、こういったストレスから解放されます。働く場所は自由。在宅案件の受注さえ確保できれば、自宅やカフェ、シェアオフィス、コワーキングスペース、どこで仕事をしても構いません。働く時間も案件の納期を守れば、自分のタイミングで働くことができます。場所や時間の制限から解放されるのがフリーランスエンジニアです。
意思決定スピードが速い
フリーランスエンジニアは、自分一人で意思決定できます。クライアントや受注金額、納期など、仕事に関わるすべてのことを自分で決められます。社内で課長、部長、社長などからの承認は不要。説得のための根回しや会社の方針に振り回されることはありません。自己責任においてスピーディーに物事の判断をし、仕事を進めることができます。
人間関係に悩まされない
仕事の悩みのほとんどは、人間関係と言われます。社内の出世争い、上司からのパワハラやセクハラ、同僚からの嫉妬や横ヤリといった煩わしい人間関係に付き合わされずに済みます。自分が本当に付き合いたい人たちとの仲を深められ、時間を有効活用できます。
育児や介護に対応できる
家庭参加の機会を増やすことができます。育児や介護が片方のパートナーに偏ると、負担は大きくなってしまいます。当然ですが、1人より2人でやった方が負担は軽くなります。何より子供の成長を間近で見られることは、他に代えがたい経験でしょう。両親の介護を自宅でする必要があれば、自宅で仕事をしながら対応することができます。
やりたい仕事ができる
フリーランスエンジニアは、自分の得意とする領域、好きなジャンルの案件を持っているでしょう。そういった自分のやりたい仕事に対して、自由に営業をかけることができます。逆に言えば、無理に自分の苦手な領域で勝負する必要はありません。得意な領域の方が、クライアントにより付加価値を提供できるでしょう。
フリーランスエンジニアの5つのデメリット
収入が不安定
会社員のように毎月定額が給料としてもらえる訳ではありません。自分で得た売上が、そのまま自分の給料となります。一度安定的に仕事を得たとしても、その後仕事を受け続けられるとは限りません。そういった意味では収入が不安定になってしまいます。ただ、フリーランスエンジニアは、派遣社員に似た働き方もできます。要するにプロジェクト単位で契約を結び、3ヶ月間そのプロジェクトに携わって、完了した時点で別のプロジェクトの契約があれば、期間延長になるといった形になります。プロジェクトに関わっている間は、一定期間収入が安定することになります。
年齢などの条件制限
企業がフリーランスエンジニアを募集する際に、「〇〇歳まで」といった年齢制限を設けることも。条件を満たさなければ、仕事を受けられません。加齢とともに受けられる案件数が少なくなるのは収入面でも厳しいです。しかし、高い技術力や人間性を持ち、体力や気力を保持していれば、年齢に関わらず案件を依頼されるはずです。今や50歳を超えるフリーランスエンジニアも珍しくはありません。
社会的信用の低さ
会社員や法人の代表に比べ、フリーランスエンジニアは、社会的信用を低く評価されてしまいます。住宅や賃貸マンション、自動車などの手続きをする際に、安定した収入を証明できなければ不利な評価を受けてしまいます。収入の安定性の証明や、法人化して社会的信用を高めていくことが、対策につながるでしょう。
社会保障・福利厚生が弱い
会社員は、会社から社会保障や福利厚生を受けられます。一方で、フリーランスエンジニアは、自分で社会保障や福利厚生をまかなわなければなりません。健康保険は、「健康保険組合」から「国民健康保険」への加入となり、自己負担額が増えます。年金は、「厚生年金」から「国民年金」への加入となり、掛金と受け取る金額が減ります。国民年金基金、個人型確定拠出年金、小規模企業共済、個人年金保険などへの加入で対策しておいた方がいいかもしれません。
自己プロデュースが必須
フリーランスエンジニアが案件を獲得するためには、個人で企業に対して営業をかける、自分の人脈から案件を紹介してもらう、エージェントを経由して企業を紹介してもらう、クラウドソーシングで案件を受注する、といった方法があります。方法が違っても共通するのは、自分をどう見せるか、つまり自己プロデュースが重要になってきます。会社員は、企業の名前やブランドを借りて、自分をブランディングできます。しかし、フリーランスエンジニアは、自分の看板で勝負しなければなりません。自分の強みを理解して、より魅力的に伝えていく工夫をしましょう。
未経験からフリーランスエンジニアを目指すには
まずは、エンジニアとしてプログラミングスキルを身につけることから始めましょう。独学や専門のスクールに通って、習得を目指します。基礎的な知識や技術だけでは、いきなりフリーランスとして活躍することは困難。プログラミングの知識や経験を蓄えながら、案件の実績を作りましょう。実績を持たない未経験者に企業が依頼してくれることはなかなかありません。最初は無償でも、アピールできる実績を作っていくことが大切です。実績を積みながら、人脈を広げ、勉強会やイベントに参加しながらスキルアップを目指しましょう。
将来設計に関わるフリーランスエンジニアの年収
クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」によれば、ITフリーランスは20代で350~400万円、30代で400~600万円、40代で450~600万円といった年収を得ていると推測されています。
また、エージェント経由の案件単価では、年収600~960万円がボリュームゾーンとなるようです。PHPの案件は、約9割が月50~70万円、年収600~840万円の計算に。Javaの案件は、約7割が月60~80万円で、年収720~960万円。COBOLは、月40~60万円が多く、年収で480~720万円程度となります。
「自分の営業に自信がある」、「クラウドソーシングで構わない」といった場合でなければ、おすすめはエージェント経由での案件獲得となるでしょう。優秀なフリーランスエンジニアであれば、年収1,000万円以上の獲得も目指せるでしょう。
まとめ
フリーランスエンジニアのメリット、デメリットについてご紹介しました。在宅で働くフリーランスエンジニアとして、「自宅では作業効率が落ちる」「個人で事務所を借りるほどの資金がない」といった状況なら、コワーキングスペースを「JUST FIT OFFICE」で探してみてはいかがでしょうか。初期投資を抑えて、お気に入りのコワーキングスペースを探してみましょう。