起業にシェアオフィスやコワーキングスペースが最適な理由

040408

起業やスタートアップを考えた際、オフィスをどこにどう構えるか?というのも大きな問題の一つです。以前なら、まとまった開業資金を用意して賃貸で事務所を構えたり、開業資金を抑えるために自宅をオフィスにしたりするケースが多かったと思います。しかし近年では、都市部を中心にシェアオフィスやコワーキングスペースを活用する起業家の方が増えています。

ここでは起業を考えている方向けに、シェアオフィスやコワーキングスペースが起業家にとって最適な理由を解説します。

理由1.少額な初期投資で必要なものが全てそろう

起業家にとって、シェアオフィスやコワーキングスペースが最適だといえる一番の理由は、オフィスを賃貸する場合に比べて初期投資が圧倒的に少なくて済むということです。

レンタルする席数やスペースにより金額は異なりますが、シェアオフィスなら都心の一等地であっても一席10000円台/月から利用可能です。

大金を投資するというリスクを伴わないので、資金繰りの心配をせずに本業に集中できるという大きなメリットが得られます。

複合機

ネット環境やOA機器も導入済み

自分で起業をしてオフィスを構える場合、インターネット回線、プリンター・コピー機などのOA機器、オフィス用の家具など、必要最低限の設備をそろえる必要があり、これらの購入にかかる出費は積み重なるとかなりの金額になります。

シェアオフィスやコワーキングスペースなら、これら必要な設備が全てそろっており、同じオフィスの利用者と共用で使うことができるので、個々に用意する必要はありません。

ただ、これらのサービスは使用料がすべて月額使用料に含まれているところもあれば、有料となっている施設もありますので契約前に確認して置きましょう。

会議室や打合せスペースも利用可能

シェアオフィスやコワーキングスペースでは、打合せや来客に対応できるスペースが完備されている場合が多いです。

社内打合せや、クライアントとの簡単な打合せに利用できるオープンな打合せスペースのほか、大事な打合せ、じっくり話し合いたいときに使える個室の会議室も用意されています。 きちんとした打合せ用のスペースが確保されていることで、顧客からの信頼度がアップし、次からの仕事の依頼にもつながります。

また、オフィススペースをはじめ、打合せスペース、個室会議室の清掃・管理はすべて運営側が行ってくれます。打合せスペースや会議室もいつも清潔に保たれているため、来客に良い印象を与えるでしょう。

理由2.一等地にオフィスを構えられる

起業するにあたって吟味したいことの一つに、オフィスの立地があります。

立地は、顧客からの信頼度を左右するものでもあるので妥協せずに選びたいところです。 その点、シェアオフィスやレンタルオフィスであれば、アクセス良好な都心の一等地、大手企業の集まるビジネス街にあることが多く、納得できるエリアにオフィスを設定することができます。

法人登記できるサービスも

シェアオフィスやコワーキングスペースの住所を、会社の正式な住所として法人登記できるサービスを設けているところも多くあります。

HPや名刺をはじめ、公的な資料にも一等地の住所を載せられることで、社会的な信頼度を得られると同時に、仕事を獲得しやすいという大きなメリットにもつながります。

理由3.必要な人数に合わせて無駄なく借りられる

オフィスに空席があるのは無駄になるし、反対にスペースが足りず無理やり人を詰め込むのも仕事のパフォーマンスに響きます。理想的なのは、現状の人数にぴったり合った席数にオフィスを設定できることです。

シェアオフィスやコワーキングスペースなら、その時々の人数に合わせて、必要な席数やスペースをレンタルすることが可能です。

特にコワーキングスペースは、オープンなオフィスエリアから、必要な席数だけをレンタルできるシステムです。例えば自分ひとりで起業したのなら一席のみをレンタル、ビジネスパートナーやスタッフがいるのなら、その人数に合わせて2席、3席など刻んで借りることができます。

理由4.事業の業績に合わせて拡張や借上げ・縮小が可能

シェアオフィスは、空きがあれば同じオフィス内で席数を徐々に増やすことができるので、事業拡大に伴うスタッフの増員に対応できます。近年では大規模なシェアオフィスも登場しているので、ワンフロア借り上げて大幅な増員にも対応することもできます。

また、利用中のシェアオフィスに空きがないので、別の場所に全員で移りたいというときに、自分たちだけの設備を持たないので、引っ越しの手間や費用がかからないというメリットもあります。

その時々の業績や規模、状況に合わせてフレキシブルに対応できるのも、シェアオフィスやコワーキングスペースの大きな魅力です。

理由5.受付常駐や電話応対サービスの活用で人件費をカット

個人、もしくは少人数で企業活動をする際、意外に困るのがオフィスに誰もいなくなる時間ができてしまうことです。

外出先からの戻りが遅れて来客を待ちぼうけさせてしまったり、不在時に受注の電話をとり逃してしまったりする事態があるからです。外出が多くてつかまらない、電話がなかなかつながらないことで、ビジネスチャンスを逃したり、顧客に不信感を抱かせてしまうこともあります。シェアオフィスやコワーキングスペースでは、こういった事態を回避するサービスを提供しているところもあります。

一つは受付スタッフ常駐サービスです。来客の予定を事前に知らせておくと、受付で来客の取次ぎをして待合スペースまで誘導してくれます。来客を外で待たせる、状況がわからず困らせるなどの事態が避けられます。

もう一つは、電話応対サービスです。自社名で電話を取って要件を聞いてくれるので、不在時の電話を取り逃すことがありません。不在時の来客や電話応対のために一人余計にスタッフを雇う必要がないので、無駄な人件費をカットすることができます。

握手

理由6.他の起業家とのつながりが持てる

シェアオフィスやコワーキングスペースでは、同じスペースで他の起業家や違う企業の人が作業しています。毎日顔を合わせるうちに親しくなり、お互いの仕事の話をすることもあると思います。

シェアオフィスやコワーキングスペースによっては、利用者同士の交流を促進しており、交流会を開催したり、スマホ上のアプリで利用者同士をつなげ協業を後押ししたりしているケースもあります。

そこから新しいビジネスの着想を得たり、自分のビジネスに役立つ人を紹介してもらったり、ともに新しいビジネスを立ち上げたりするなど、他の起業家とのつながりから仕事が広がりをみせる展開もあるかもしれません。

まとめ

シェアオフィスやコワーキングスペースが、起業家にとって最適な理由がおわかりいただけたでしょうか。複数の企業の人が出入りすることから機密度の高い書類の管理には注意が必要ですが、メリットは非常に多いと言えます。

各シェアオフィスやコワーキングスペースでサービスの違いがあり、また雰囲気も異なります。都心部では新しいシェアオフィスやコワーキングスペースが次々に誕生し、サービスも多様化しているようなので、ご自分の働き方にぴったりのオフィスを見つけてください。

poster
JUST FIT OFFICE マガジン編集部
投稿者紹介
はじめまして!当サービスの執筆を担当している「JFO マガジン編集部」です。宜しくお願い致します。私たちは、オフィス探しに限らず、起業や創業、移転に付随する様々な情報をご提供させていただき、少しでも皆さまのお手伝いが出来ればと考え、執筆しています。

PICK UP 特集記事

image_1__5_

【2024年度】シェアオフィス・レンタルオフィス年間人気ランキング

シェアオフィス・コワーキングスペース特集
最終更新日: 2024/12/13
P1010110

【インタビューあり】ジャストコ(JustCo)グラントウキョウサウスタワーの活用事例、口コミや評判からプラン料金まで徹底解説!

シェアオフィスの利用事例・インタビュー記事
最終更新日: 2024/12/12
_E1A8907

【インタビューあり】ザ フォークス(the Folks)神宮前の活用事例、口コミや評判からプラン料金まで徹底解説!

シェアオフィスの利用事例・インタビュー記事
最終更新日: 2024/10/25
Group_1__19_

【インタビューあり】WeWork(ウィーワーク)城山トラストタワーの活用事例、口コミや評判からプラン料金まで徹底解説!

シェアオフィスの利用事例・インタビュー記事
最終更新日: 2024/09/20
スクリーンショット_2023-12-21_182415

【2023年度】シェアオフィス・レンタルオフィスの年間人気ランキングを「JUST FIT OFFICE」が発表!全国および東京・大阪のランキング/再開発が進む渋谷が人気

シェアオフィス・コワーキングスペース特集
最終更新日: 2023/12/22
メイン画像_2022

【過去記事】2022下半期シェアオフィスランキング!人気エリア&オフィスを徹底比較

シェアオフィス・コワーキングスペース特集
最終更新日: 2023/02/10
image5-1

なぜWeWorkが選ばれる?活用事例と入居者のインタビューを紹介!

シェアオフィスの利用事例・インタビュー記事
最終更新日: 2022/07/07
メイン画像

【過去記事】2021年下半期シェアオフィスランキング!人気エリア&オフィスを徹底比較

シェアオフィス・コワーキングスペース特集
最終更新日: 2022/06/07
banner_magazines_pcbanner_magazines_sp
TOPに戻る