未経験からフリーランスWEBデザイナーとして活躍し続ける5つの秘訣
WEBデザイン業界以外で働いている、働いてはいるが職種が異なる、といった方が未経験からフリーランスWEBデザイナーとしてデビューするまでに必要なステップについてご紹介します。デビューだけで終わるのではなく、プロのデザイナーとして活躍し続ける秘訣、気になるWEBデザイナーの年収についてもチェックしてみてください。
未経験からフリーランスWEBデザイナーになるには
WEBデザインを学ぶ
ゼロからフリーランスを目指すなら、基礎的なWEBデザインのスキルを身につけることからスタートします。身につける方法は、「独学で学ぶ」「スクールへ通う」の2種類あります。独学でも修得可能ですが、スクールへ通った方が、効率的にスキルを身につけられるでしょう。本業のためにスクールに通う時間を確保できないなら、オンラインスクールや動画サイト、学習サービスなどを活用してみてください。
実務経験を積む
基礎を身につけたら、次に実際の制作現場に入ります。例え、フリーランスのWEBデザイナーを目指していても、実務経験を積むことがおすすめです。企業やプロダクションの制作現場で仕事の進行方法などの、ノウハウを学びましょう。フリーランスとしてデビューした際に、現場での人脈や経験が活きます。
案件を獲得する
独立してからは、案件の獲得を目指します。実務経験の中での制作物を実績として評価してもらえるかもしれません。未経験でも仕事を受注できる可能性が高いのは、クラウドソーシングサービス。ただし、クラウドソーシングサービスの案件は、単価が低く、報酬から仲介手数料を差し引かれるため、大きな収入を得られるとは限りません。
ポートフォリオサイトで自己アピール
クラウドソーシングサービスを介さず、個人として案件を受注するためには、ポートフォリオサイトを作って、外部にアピールしていくことが大切です。ポートフォリオサイトとは、制作実績を掲載するサイト。クライアントが、デザイナーに仕事を依頼する上の判断材料となるため、積極的にアピールしましょう。自分の得意分野や強みの分かりやすいサイトにしておくと効果的です。ただし、制作物の掲載許可を事前に依頼主へ確認しておくことがマナーです。この他にも、人脈を広げ、知り合いから仕事を依頼してもらうことでも、案件獲得の経路を増やすことにつながるでしょう。
フリーランスWEBデザイナーとして売れ続けるための秘訣5選
スケジュール管理を行う
WEBデザイナーの仕事は、修正依頼の発生しやすい仕事です。クライアントからの「一部だけ色の変更」「ビジュアルの拡大表示」など、細々とした修正依頼にも対応しなければなりません。完璧なデザインはないため、労働時間が長くなりがち。制作事務所では、1日3~4時間の残業が常態化してしまうこともあるようです。フリーランスになれば、体調を崩しても代役を頼める相手がおらず、案件失注で収入が減る可能性も。こういった状況を想定した上で、無理のないスケジュールを組むことが大切です。案件ごとにかかる工数を把握できるよう、経験を積んでいきましょう。
スキルアップを目指す
WEBデザイナーに必要なスキルはデザイン分野に留まりません。役立つスキルは、マーケティング、イラストレーターやフォトショップなどの制作ツールの使用、コーディングなど。マーケティングでは、SEO(検索エンジン最適化)やリスティング広告、ABテストなどを用いて、結果につながるデザインを提案できれば重宝されます。イラストレーターやフォトショップの使用は、デザイナーとしての必須スキル。DTPデザインに使うAdobe Indesign、動画マーケティング用のAdobe Premiereを使えると便利でしょう。イラストレーターやフォトショップの素材を基に、ソースコードを作成して納品できれば、付加価値を提供できます。HTMLやCSS、JavaScriptなどのスキルを用いて、コーディングまで行えるデザイナーは貴重です。デザインに限ったスキルではなく、クライアントの要望を満たすために必要なスキルを身につけておきましょう。
安売りしない
実績を積むまでは、安価でも受注しなければならない場面もあるでしょう。しかし、労力に見合った対価を請求することもプロとして必要な意識です。クライアントの要望を何でもかんでも鵜呑みにするのではなく、必要に応じた追加請求、時には断る勇気を持ちましょう。適切な対価を受け取り、質の高いデザインを提供することがプロデザイナーとして活躍していくための秘訣です。
コミュニケーション能力を磨く
デザインは、マーケティングとの強い関係性を持ちます。デザインだけでなく、クライアントやプロジェクトメンバーとのコミュニケーションを図りながら、最適なデザインを仕上げていきます。デザインだけをするのではなく、制作に付帯する周囲とのコミュニケーションを積極的に取れると、その他のデザイナーとの差別化になり、仕事を取りやすくなるでしょう。
納期などの約束を守る
フリーランスというより、社会人として当たり前のことですが、クライアントやプロジェクトメンバーと交わした約束は守りましょう。かと言って、お願いされたことを何でも約束しては、無理が生じます。スケジュール管理などを含め、自分が守れる約束をしましょう。他の案件の納期と重複しているなど、理由があるのであればきちんと伝え、守れない約束をしないようにしましょう。
フリーランスWEBデザイナーと年収
フリーランスWEBデザイナーの収入は、受注方法によっても大きく変わってきます。コンペ形式(公募型案件)では、デザインが採用されなければ報酬の支払いはありません。他の収入を得て安定した上で、チャレンジするのにおすすめです。在宅で案件を受注した場合には、月収の目安で20~35万円、年収で240~420万円ほど。年収400万円を超えるWEBデザイナーは多くありません。ただ、マーケティングやコーディング、ディレクションなどの特別スキルを持つジェネラリストであれば、年収500万円以上を狙えるかもしれません。
フリーランスWEBデザイナーとしての営業スキル
フリーランスWEBデザイナーとして独立初期の場合には、クラウドソーシングサービスを利用する他、知り合いのツテが重要です。制作事務所などを経て独立しているなら、業務委託で案件を受けられないかを相談してみましょう。まだ独立前であれば、事前に相談しておくと、独立後の案件受注の不安を解消できます。実績を積みながら、ポートフォリオサイトを充実させましょう。名刺にWEBサイトのQRコードでサイトに移動できるようにしておけば、名刺交換会や勉強会で役立つでしょう。ポートフォリオサイト作成の注意点は、スマホでも閲覧できるかどうかです。その場で相手がサイトを見て、レスポンシブ対応をしていなかったら、デザインの崩れたサイトを見せることになり案件の受注につながりにくいです。
まとめ
未経験からフリーランスWEBデザイナーとしてデビューして、売れ続けていくための方法についてお伝えしました。資金不足で専用事務所を借りることを断念しているなら、コワーキングスペースを「JUST FIT OFFICE」で探してみてはどうでしょうか。費用を抑えて、自分だけのワークスペースで働けます。