【世界的事例有】シェアオフィスの最適レイアウト選びの秘訣とは?
ビジネスを始める際にシェアオフィスの利用を考えている方もいるでしょう。シェアオフィスを選ぶ際に大切な要素となるのが、そのレイアウト。デザインタイプやオフィスカラー、職種といった観点からオフィスレイアウトを選ぶ方法や、世界で有名なオフィスレイアウトの実例などについてご紹介します。ビジネスでベストパフォーマンスを発揮するために、最適なシェアオフィスと出会いましょう。
シェアオフィスのレイアウト選びの秘訣
オフィスのレイアウトは、作業効率やモチベーションに影響を与える環境要因です。賃貸オフィスなら、自由にレイアウトできますが、その分コストもかさんでしまいます。低予算で、最大限好みに合うシェアオフィスのレイアウト選びの秘訣について解説します。
オフィスデザイン
シェアオフィスのデザインは、物件によってさまざま。自分の業種や職種、働き方にマッチしたデザインを選ぶといいでしょう。
自分の希望する職種に合った案件があるかどうかをチェックしてから利用するようにしましょう。
自然素材や観葉植物を積極的に取り入れ、自然を感じられるデザインです。デスクや階段の手すり、ドアの取っ手といった、人の手が触れる場所に木材を使い、温もりと落ち着きの中で働ける環境になっています。
ナチュラルな雰囲気のMaffice(マフィス)北参道は「はたらく」を応援する保育サービス付シェアオフィスです。
赤や橙などの暖色、青や水などの寒色を基調とした色鮮やかなデザインです。華やかさや知的な印象を与えることができ、デザイナーなどクリエイティブな職種の方にぴったりかもしれません。フロア全体ではなく、一部のスペースに限って色を取り入れる場合もあります。
モノトーンやブラウンを取り入れ、シックさを追求した空間は、「威厳」や「高級感」といった印象を演出します。フロア内に物が溢れ、煩わしさを感じさせるのではなく、磨かれたシンプルな空間は、訪れる人を飽きさせません。集中して作業するには、ぴったりの環境です。
オフィスカラー
色は、人に対して大きな影響を及ぼします。色がもたらす心理的効果を考慮した上で、業種や職種のイメージや働き方に合うカラーを選んでみてはいかがでしょうか。代表的な色、その心理的効果についてまとめました。
黒色は、「強さや力、自信を感じさせる」「神秘性や高級感を与える」「自己主張を強くする」といった心理効果を持っています。存在感や力強さ、威厳を会社の印象に出したい時の最適カラーです。
白色は、「清潔な印象を与える」「リフレッシュ」「始まりを感じさせる」などの心理的効果を持っています。多くのオフィスで、基調カラーとして使われています。新たな企業の誕生を感じさせるオフィスカラーです。
赤色は、「気持ちを前向きにする」「情熱を感じさせる」「時間経過を早く感じさせる」といった心理的効果を持ちます。情熱や勢いのあるスタートアップ期の事業に向いているカラーと言えるでしょう。
青色は、「集中力を高める」「リラックスさせる」「知性や信頼性を感じさせる」といった心理的効果を持っています。特に知性や信頼性を必要とする金融や証券などの業界、事務やプログラミングといった集中力の必要な職種におすすめのオフィスカラーです。
ブラウンは、「緊張の緩和」「伝統や歴史を感じさせる」「堅実さや信頼性を与える」といった心理的効果を持っています。商談やミーティングなどをする際に、お互いにリラックスして会話を進められる空間になるでしょう。創業間もない中で、堅実さや信頼性をアピールするのに効果的なカラーです。
シックで落ち着いた会議室のあるfabbit青山は「女性に優しい」をテーマにしている施設で、キッズスペース付きのシェアオフィスです。
黄色は、「集中力の発揮」「記憶力アップ」「明るく元気」などの心理的効果を持っています。見る人に刺激を与え、創造性を高めてくれます。デザイナーやライターといったクリエイティブな職種にぴったりのカラーです。
職種
シェアオフィスは、借りる空間によって価格も異なります。自分の職種から適切な空間を選んでもいいでしょう。
適宜周りとコミュニケーションを取りながら、仕事を行う営業職は、対面式のオープンスペースがおすすめ。周りとの交流がビジネスチャンスを生んでくれるかもしれません。
広々としたオープンスペースが特徴のWeWorkアイスバーグはTVや多くのメディアに取り上げられ注目を集めています。
経理や契約書作成など、一人でもくもくと作業をしながら、必要に応じてコミュニケーションを取る必要のある事務職なら同列式(カウンターなど)のオープンスペースがおすすめです。対面でないため、集中力を削がれる心配もないでしょう。
適宜周りとコミュニケーションを取りながら、仕事を行う営業職は、対面式のオープンスペースがおすすめ。周りとの交流がビジネスチャンスを生んでくれるかもしれません。
プログラマーやライター、デザイナーなど作業に集中する必要のあるクリエイティブ職は、個室(ブース)型がおすすめ。周りを気にしないで済む空間が業務パフォーマンスを上げてくれるでしょう。
企画職は、周りとのコミュニケーションを取りつつ、クリエイティブな発想で物事を判断していきます。背面式のオープンスペースがおすすめです。
こちらでご紹介した選び方は、あくまで基準として、自分にぴったりのオフィスレイアウトを選んでみてください。
世界の創造的なシェアオフィスレイアウト
世界には自由な発想で作られたシェアオフィスが存在しています。ユニークなシェアオフィスのレイアウトを参考にしてみてはいかがでしょうか。
Sinèrgics
バルセロナ発祥の「Sinèrgics」(シナジー)は、利用者のコミュニケーションから相乗効果(シナジー)を生み出す」というコンセプトのコワーキングスペースです。空中に吊るされているハンモックでリラックスしながら、対面式のオープンスペースで利用者同士でのコミュニケーションを取れます。インテリアデザイン、ハウジング、景観設計などに特化した担当者たちが、Sinèrgicsのスペースデザインを考案しました。
Palmspace
ロンドンの「Palmspace」(パルムスペース)は、アーティストのアトリエとして始まりました。「自然と共存しながら、クリエイティブ・コミュニティに溶け込めるスペースを」という思いで、空間デザインを手掛けています。天井から吊るされた黄色い電球、デスク周りの観葉植物、薄めのブラウンカラーの壁紙など、ナチュラルテイストで過ごしやすい空間を演出しています。ブースごとに簡易な仕切りがあり、自分の作業に集中できます。
WeWork
世界に各地に展開して、2018年2月から日本に進出した「WeWork」(ウィーワーク)は、拠点ごとに異なる空間性を持っています。都内の好立地にありながら、広いオフィススペースを確保して、その街に合う空間デザインとなっています。カフェスペースやソファースペース、ミーティングルーム、イベントスペースなど、機能面でも充実しています。ソファースペースでリラックスして作業するもよし、特注の壁紙や大理石のテーブルなどディティールまでこだわられたミーティングルームで議論を交わしてもいいでしょう。都内の拠点をまとめて紹介した「【随時更新】世界で話題沸騰のコワーキングスペース!WeWork都内16拠点一覧」も参照してみてください。
まとめ
シェアオフィスレイアウトの選び方についてご紹介しました。自分の業種や職種、ビジネスステージ、性格などから総合的に判断して、最高のシェアオフィスを見つけてみてください。シェアオフィスやコワーキングスペースの利用を考えているなら、「JUST FIT OFFICE」でぴったりな物件を探してみてはいかがでしょうか。