物件選びの指標!シェアオフィス(レンタルオフィス)におけるグレード別のサービスの違いは?

オープンスペース_ボックス席は仕切られている事で少しプライベートなスペースになっているのでチームでの打ち合わせなどに最適です©WeWork

シェアオフィス(レンタルオフィス)にかけられる費用によって、利用できるオフィスのグレードが決まります。創業期にはなるべくコストを抑え、事業の成長に合わせてオフィスのグレードを高めていきたいもの。今回は、月額費用により「低価格」「ミドル」「ハイ」の3グレードに分け、そのサービスを項目別に解説します。各グレードの一例として、該当する物件の紹介も行います。これからのシェアオフィス(レンタルオフィス)選びに活用してみてはいかがでしょうか。

低価格のシェアオフィス(レンタルオフィス)

1人あたり予算が40,000円代以下の物件が該当するオフィスグレードです。創業時、とにかく費用を抑えたい起業家におすすめの物件です。必要最低限のビジネス環境を整えられます。

ビルグレード:受付なし★

比較的築年数の新しい物件の取り扱いもあります。一例には、2016年に竣工したばかりの物件がありました。ビルに受付(コンシェルジュ)はありませんが、オートロックのエントランスや入退出管理表などでセキュリティ対策を行っています。

立地:駅まで徒歩10分圏内★★

立地は、最寄り駅から約10分圏内。一例では、東京都中央区の人形町駅から徒歩3分、三越前駅から徒歩7分の物件がありました。昼夜を問わずビジネスマンが闊歩するオフィス街の中心というより、やや落ち着きのあるビジネスエリアの一角にあります。周辺には、神社などの歴史的建造物や住宅街、飲食店が集まっていて、仕事の合間で息抜きしやすいです。ただし、ビジネスの中心街からは少し離れるため、取引先との商談や打ち合わせの際に移動の必要性があるかもしれません。

設備:オフィス家具の必要性★

共有スペースとして、申請すれば借りられる会議室などが用意されています。事前予約が必要となる場合が多いので使用時には注意しましょう。誰でも使えるラウンジや給油室だけでなく、個別の郵便受けや宅配ロッカーを設けています。また、各部屋に備え付きの家具があるオフィスも。ただし、より安い価格帯のオフィスでは、自前でオフィス家具を用意しなければならないこともあるでしょう。

会議室

内装:清潔感がある★

基本的に清潔感のある内装です。ただし、必要以上にオシャレにデザインされた空間ではありません。ITやクリエイティブ系の企業であれば、演出のためによりスタイリッシュなオフィスを選んでもいいかもしれません。

ミドルグレードのシェアオフィス(レンタルオフィス)

1人あたり予算が50,000円~70,000円代の物件が該当するオフィスグレードです。創業時にも資金面で多少余裕がある、事業が軌道に乗って来た、といったフェイズでおすすめのオフィスグレードです。

ビルグレード:受付あり★★

ビルの外装にやや洗練されたデザインを使用しています。貧相な印象を与えることはないでしょう。オートロックや入退出管理などに加え、受付(コンシェルジュ)が在中しているため、よりセキュリティ面で安心できます。

立地:最寄り駅から徒歩5分★★

最寄駅からは、5分圏内。他の路線へも10分圏内でアクセスできます。シェアオフィス(レンタルオフィス)の一例では、最寄り駅が東京都港区の青山一丁目駅。周辺はオフィス街となっています。取引先との商談打ち合わせをしやすい立地となっています。周辺には、そのエリアのランドマークとなる商業施設や建築物だけでなく、郵便局や銀行などビジネスに関わる建物も集まっています。

設備:ロッカーやカフェつき★★

会議室や共有ラウンジ、給油室、オフィス家具の他、個別のロッカーや郵便受け、カフェ(セルフドリンク)などを完備しています。開放感のある共有ラウンジでは、在籍している他の起業家たちの交流をしやすいでしょう。このオフィスグレードであれば、基本的に自前でオフィス家具を準備する必要はないでしょう。

内装:エントランスのこだわり★★

低価格グレードに比べると、ビルエントランスなどでのこだわりが目立ちます。エントランスは、言わばオフィスの顔となる空間。この空間の印象は、企業のイメージブランディングにもつながるため、こだわってみてもいいでしょう。例えば、重厚感のあるエントランスが、企業の気品にもつながります。オフィススペース自体は、清潔感に加えて、ややスタイリッシュな空間に仕上がっています。

ミーティングスペース

ハイグレードのシェアオフィス(レンタルオフィス)

1人あたり予算が80,000円以上の物件が該当するオフィスグレードです。事業や従業員数を順調に拡大して、オフィスが手狭になったフェイズなどでおすすめのオフィスグレードです。費用をかければかけるほど、ここでご紹介する以上のクオリティの物件が見つかるでしょう。

ビルグレード:外観のこだわり★★★

パッと見たビルの外観だけでも、低価格やミドルのオフィスグレードとの違いが見受けられます。建物の形状だけでも手の込んだデザインとなっており、訪れた方の印象に残りやすいでしょう。物件の一例では、青いメタリック調のガラスがビル全体に張り巡らされたデザインとなっています。

外観

立地:好アクセスと周辺環境★★★

最寄り駅には5分圏内。都市部の拠点駅にも近く、そこから各方面への移動も容易です。一例として挙げられる物件は、原宿と表参道に挟まれている神宮前にあります。オフィスビル、銀行や郵便局だけでなく、有名ブランドや高級料理店、緑ある公園など、ビジネスに注力する環境としては申し分ありません。

設備:シャワーやペットまで★★★

グレードが上がるに連れて、設備面はより充実します。共有ラウンジや共有キッチン、会議室、無料カフェ(スタッフ付き)、ロッカーに加えて、有料のシャワールーム、ペットの飼育まで対応しています。時には、追い込みをかけるため泊まり込みで仕事に集中しなければならない場面もあるでしょう。そういった際にもしっかりと対応できる環境が整っています。

内装:統一された世界観★★★

外観やエントランスだけでなく、オフィス全体を通して一貫したデザイン性、世界観を持っています。空間を活用してオフィスブランディングを固めてもいいでしょう。各階の高さもかなりゆとりがあって、清潔感や開放感を持って晴れやかな気分で仕事に打ち込めるでしょう。

グレードごとの比較表

3つのオフィスグレードは、下記の表にまとめられます。

低価格ミドルハイ
ビルグレード★★★★★
立地★★★★★★★
設備★★★★★
内装★★★★★

ビルグレードに関しては、グレードに比例して、外観の印象が変わってきます。創業期、取引先との信頼関係を築くための一要因ともなるでしょう。ビルグレードの優先度は、起業家の個性や事業領域によって変わってくるはずです。

立地については、都内でシェアオフィス(レンタルオフィス)という選択をすれば、最寄り駅から徒歩15分以上の遠方のエリアには、ほとんどならないようです。ただし、周辺環境の利便性にはグレードによって、差が生まれます。周辺環境を考慮して立地の良い物件を選びましょう。

設備は、前述の通り、グレードを上げるだけ利便性が高まります。不便を我慢すれば良い箇所と、不便な上に設備の無いために余計に費用が必要となる箇所とがあるでしょう。例えば、オフィス家具やカフェの機能です。求める設備の充実度を、物件を選ぶ段階で決めておきましょう。

内装も同様にグレードに比例して、品質が高まります。仕事で多くの時間を過ごす空間なので、気持ちの良い空間を選ぶことは仕事のパフォーマンス向上にもつながるでしょう。事業の成長ステージや企業イメージに合わせて、適切な内装を選びましょう。

まとめ

シェアオフィス(レンタルオフィス)のグレードに応じて、得られるサービスレベルも変化します。今回解説したグレード別の項目の基準は、あくまで目安。個別の物件によって、グレード以上、以下の項目も生まれるはずです。ビルグレード、設備、内装といった諸条件の優先度を踏まえ、ビジネス段階や規模に応じた月額のコストを決めるといいでしょう。もちろん、「低価格でも設備が充実」「ミドルの金額帯でも凄くおしゃれなデザイン」など、価格帯と比較しコストパフォーマンスが大変高いシェアオフィス(レンタルオフィス)もあります。そのようなオフィスは人気のため競争が激しく、出逢えたらラッキーでしょう。

シェアオフィス(レンタルオフィス)はまだまだ数が限られているため、見つけてからの対応に素早さが求められます。希望にあった空室オフィスに出逢えたら、まずは内覧してみましょう。

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JUST FIT OFFICE マガジン編集部
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