フリーランスの仕事内容まとめ!おすすめの仕事の探し方・始め方は?
近年、少しずつ世間に浸透しつつある「フリーランス」という働き方。時間や場所に縛られずに働けると行ったメリットがある一方で、収入の不安定さが気になるのも正直なところですよね……。
今回は、フリーランスライター1年目の私が、フリーランスの仕事内容についてご紹介!会社員からフリーランスになって感じたメリットやデメリット、おすすめの仕事やその探し方など、リアルな実態をお届けします。
フリーランスとは?
そもそもフリーランスとは、特定の企業や組織に所属せずに、社会的に独立した個人事業主や個人企業法人として仕事をする働き方のこと。
簡単に言ってしまえば、独立して何かしら事業をすることで生計を立てている人のことです。
フリーランスになったら、まずは役所に事業を始めたことを知らせる開業届を提出します。
フリーランスのメリット
「フリーランスって楽しいの?」と思っている人向けに、フリーランスとして働くメリットを紹介します。
フリーランスのメリット① 自分の裁量で仕事ができる
フリーランスのメリットとしてまず挙げられるのが、「自分の裁量で仕事ができる」ことです。
会社員の場合には、仕事内容や量が決まっており、給与も大きな変動がないことがほとんど。
その一方で、最初は大変かもしれませんが、自分次第で仕事を増やしたり減らしたり、自分に合った働き方ができるのはフリーランスの強みです。スキルや工夫次第では、会社員時代より収入を増やすのも難しくありません。
フリーランスのメリット② 好きな場所・時間に働ける
働く時間や場所を選べるのも、フリーランスのメリット。「会社員時代、毎朝通勤ラッシュがつらくてフリーランスになった」という声も聞きます。
集中できる時間や場所は人それぞれ。「オフィスが集中できる環境」という人もいますが、「家の方が集中できる」「カフェで仕事した方が捗る」といった人にとっては、フリーランスでの働き方の方が効率的かもしれません。
実際、現在フリーランスの私は自宅やカフェ、コワーキングスペースなどいろいろな場所で仕事をしています。いろいろな場所で仕事をすることで、いい気分転換になっていると感じます。
フリーランスのメリット③ 仕事を選べる
フリーランスだと、自分の好きな仕事を受けやすいというメリットもあります。
挑戦してみたいことがあれば、自分から営業をして仕事をとりにいったり、どうしてもやりたくない仕事は断ったりと、フリーランスなら自分の裁量で仕事を選ぶことができます。
もちろん、必ずしもフリーランスだからといって全部が楽しい仕事・好きな仕事になるとは限りません。とはいえ、知り合いや友達から仕事を受注できるケースもあり、仕事選びの自由度は高いといえそうです。
フリーランスのデメリット
続いて、フリーランスで働くデメリットを紹介します。
フリーランスのデメリット① 収入が安定しない・保障が薄い
会社に在籍してさえいれば毎月決まった給与をもらえる会社員に対し、毎月の給与が安定しないのは、フリーランスの不安要素。
自分が仕事ができないときに代わりに仕事をしてくれる人はいないため、その分の収入は減ってしまいます。何かあったときに収入が途切れてしまうのはデメリットといえるでしょう。
会社員と違い、雇用保険や厚生年金、退職金といった制度がないなど、会社員と比べて保障が薄いという面もあります。
フリーランスのデメリット② 自己管理能力が必要になる
スケジュールや売上管理など、意識的にコントロールしなければいけないことが増えるのも、フリーランスが大変に感じるポイント。
特にフリーランスの人たちから「つらい」と聞くのが、働き方です。就業時間が決まっていないフリーランスの場合、いつも納期に追われたり、クライアントからの連絡に即レスしたりと休む時間がとれないことも。
また休むのとは逆に、だらけてしまわないよう自分で自分を律する必要がある場面も出てきます。
このように、「個人事業主」として働くときには、孤独な状況でもしっかりと自己管理をしていく必要があるといえます。
フリーランスのデメリット③ 確定申告を自分でする必要がある
会社員であれば、所得税や住民税は給与からの天引き。何もしなくても、払いすぎた税金は年末調整で還付金として返ってきます。
しかし、フリーランスは確定申告をして、収入や支出など税金周りのことを自分で申告する必要があります。
領収証を集めたり定期的に会計ソフトや帳簿に収支を記帳したりと、こまごました手間がかかるのはデメリットといえます。
おすすめの仕事の始め方・探し方
フリーランスになるにあたって大切になるのが、仕事の始め方と探し方。
おすすめの仕事の始め方・探し方を紹介します。
フリーランスの仕事の始め方・探し方① クラウドソーシング
時間や場所に縛られずに仕事を始める・探すのに使えるのが「クラウドソーシング」。
インターネットを使って個人と企業をつなぎ、仕事の受発注を行う仕組みです。有名なクラウドソーシングサービスとしては、「ランサーズ」や「クラウドワークス」があります。
クラウドソーシングなら、最初は実績がなくてもOK。そこで徐々に実績を積んでいけるというメリットがあります。
記事作成といったライティング業務をはじめ、HP作成、コーディングなどのWebサービス、ロゴやイラストなどのデザイン制作、動画作成や写真撮影まで幅広い業務があるので、自分に合ったものを探してみてくださいね。
とはいえ、最初はかなり単価の低い仕事からスタートしなければいけないことも。単価を上げていけるよう、スキルアップを意識することをおすすめします。
フリーランスの仕事の始め方・探し方② SNS・ブログで自分を発信する
SNSやブログなどを使って自分を発信することで仕事を始める・探す方法もあります。
例えばフリーランスのwebライターのなかには、ブログを毎日書いていたことで編集者の目にとまり、ライターとしてスカウトされたというというケースも。
最近はSNSでフリーのライターやデザイナーを探している人もいるので、SNS上で積極的に自己発信していくのも有効です。
フリーランスの仕事の探し方③ 既存クライアントや知人の紹介
すでにフリーランスとしての活動を始めている場合、既存の取引先や知人の紹介で仕事が舞い込んでくるというケースも少なくありません。
紹介してもらえるようなネットワークを広げることも、仕事探しで大切なポイントのひとつです。
「〜〜できる人いないかな?」なんて話になったときに紹介してもらうためにも、次のような点を意識してみるのがおすすめです。
誰かに紹介するときには、仕事のスキル以上に「人に紹介できるような人柄か?」というのも大事なポイントになってきます。
最近の稼働状況や実績がわかると、紹介もしやすくなります。定期的に会って近況報告ができるような関係があるといいでしょう。
もしそれが難しければ、TwitterやFacebookなどのSNSで最近の実績などを報告しておくのもおすすめです。
誰かにおすすめできるような実績・経歴を作っておくことも大切です。仕事を増やすことも大切ですが、まずは目の前の仕事と向き合い実績を作ることで、次の仕事につながるかもしれません。
フリーランスでおすすめの職種は?
最後に、フリーランスにおすすめの職種を紹介します。
フリーランスの職種①システムエンジニア・プログラマー
アプリを開発したり、webサイトを構築するコードを書いたりと、専門的なスキルが要求されるシステムエンジニア(SE)やプログラマー。
一度スキルを身につけてしまえば、その専門的なスキルを使ってフリーランスになるのも難しくありません。収入も比較的高く、上司からの承認を得る手間などを省いてクライアントとやりとりできるのは、フリーランスの魅力といえます。
フリーランスの職種②ライター
web上で記事を書くwebライター、本を書くブックライター、ブログ記事を書くブロガーなど、いろいろなタイプがいるフリーライター。
文章を読んだり書くのが好きなら、比較的始めやすい仕事といえそうです。根気強さは必要ですが、自分が書いたブログ記事が仕事につながることもあり、SNSから仕事に発展する可能性があるのも魅力です。
フリーランスの職種③イラストレーター・デザイナー
ライターと同じく、SNSをきっかけに仕事につながりやすいのが、フリーのイラストレーター。Twitterで書いていた漫画やイラストがきっかけで仕事になったり、書籍化したりといったケースも珍しくありません。
一方のデザイナーは、プログラマーのように一度身につけた知識やスキルが強みとなる仕事。感性的な部分からマーケティング的な部分まで、高い専門性が求められます。デザインイメージのすり合わせや修正対応など顧客とのやりとりも多いので、フリーランスになるにはコミュニケーション能力も必要となってきます。
フリーランスの仕事はメリット・デメリット両方を知るべし
フリーランス・会社員ともにメリット・デメリットがあり、どちらが向いているかは人それぞれ。
もし悩んだときには、友人や知人でフリーランスをしている人に話を聞いてみるのもおすすめです。
もしフリーランスにデメリット以上にメリットを感じるようであれば、脱・会社員を前向きに検討してみてくださいね!