
起業家やフリーランスで仕事をされている方の中には、自宅をオフィスにした在宅ワーカー、Wi-Fi環境のあるカフェなどでノマドワーカーとしてお仕事をされている方も多いと思います。
どちらも、出勤時間が少ない、もしくはゼロで済む、リラックスして仕事ができるなどのメリットがありますが、反対に、仕事に集中しづらい、打合せ場所が確保できないなど、これらワークスタイルには仕事をしていく上で不便な面デメリットもいくつか存在します。
ここでは、在宅・ノマドワークのデメリットを低額で払拭できる、シェアオフィスやコワーキングスペースについて紹介します。
在宅・ノマドワーカーのデメリットは?
家にいながら仕事ができる、お気に入りのカフェで仕事ができるなど、自由度の高いイメージの在宅ワーカーやノマドワーカーですが、このワークスタイルは仕事をしていく上では不便な面もいくつか存在します。
仕事に集中しづらい
在宅ワーカーの場合、気持ちを仕事モードに切り替えるのが難しいというデメリットがあります。自宅で仕事をしていると、仕事を始めなければならない時間になってもついダラダラしてしまったり、休憩時間を多く取りすぎてしまったりと、自分できちんと管理しない限り仕事に専念しにくい面があります。
ノマドワーカーの場合も、たとえばカフェで仕事をしていると、近くの席の話し声がうるさい、人の出入りが激しくて気になるなど、時と場所により仕事しやすい環境か整うか否かばらつきがありそうです。
セキュリティ面で不安がある
企業のオフィスでは、ほどんどの場合ネット上のセキュリティ対策が取られています。また、執務スペースには基本的に社内の人間しかいないため、社内秘の資料などをデスクに広げても問題ありません。
ところが、在宅やノマドの場合、環境的に企業のようなネットセキュリティ対策を講じることは難しい課題です。特に公共のWi-F-を使っていると、悪意のある第三者から簡単にPC内の情報を覗かれてしまう危険性もあります。
不特定多数の人が出入りする場所で仕事をするノマドワーカーの場合は、誰かにパソコンを覗かれたり、資料やUSBを置き忘れるなどのリスクも発生し、セキュリティ面での不安が常につきまといます。
来客との打合せスペースを確保できない
ノマドワーカーの場合、来客との打合せはカフェやラウンジなどで行います。プライバシーの守られる環境ではないため、打合せの内容に制限がかかります。在宅の場合は、自宅内に打合せスペースを確保することも可能ですが、間取りや広さなどに制限があるので、きちんとした打合せスペースを作るのはなかなか難しいでしょう。
仕事を通じた人間関係が広がりにくい
直接やり取りのあるクライアント以外と接点をもちにくいのも、デメリットの一つです。仕事を増やしたい、仕事の幅を広げたいと思っても、一人で仕事をしていると会える人の数も限られてくるので、チャンスをつかみにくいところがあります。
低額で自分のオフィスが持てるシェアオフィスやスペースがおすすめ
上述したようなデメリットを解消したいと考えるのなら、シェアオフィスやコワーキングスペースを利用するのがおすすめです。
シェアオフィスやコワーキングスペースは、一つのオフィススペースを複数の起業家やフリーランス、企業でシェアしあい、必要な席数やスペースのみレンタルして利用できるシステムです。一つのオフィスの賃料を、多くの人で折半して払う仕組みなので月々の支払いは低額で済みます。
パソコンを持ち込むだけでオフィスを開設
シェアオフィスやコワーキングスペースには、オフィスに必要な設備が一通りそろっています。インターネット回線、OA機器などの什器、デスク&椅子などがすでに設置済みで共用できるので、パソコンを持ち込むだけで、その日から即仕事をスタートできます。
社会的信頼度の高い一等地にオフィスを設定できる
シェアオフィスやコワーキングスペースの多くは、アクセスのよい場所や、優良企業が集まる都心の一等地にあります。
新規クライアントに「自宅が仕事場です」、「いつもいろいろな場所で仕事をしています」と伝えるよりは、ここにオフィスがありますと一等地の地名を伝えるだけで信頼度がぐんと上がります。信頼感を得やすい立地にオフィスを構えることで、仕事の質や量にもよい影響が出そうです。
また、シェアオフィスやコワーキングスペースでは、住所を法人登記用に貸し出すサービスを設けているところもあります。法人登記ができると名刺やHPにシェアオフィスの住所を自分の会社の所在地として記載できるだけでなく、その住所を使って銀行の法人口座開設をすることも可能になります。
オフィスだからこその仕事に集中できる環境
シェアオフィスやコワーキングスペースに集まる人たちは、すべて仕事をするために来ています。一般企業のオフィスとは少し雰囲気が異なるかもしれませんが、オフィスならではの仕事をする空間の空気が流れています。自宅やカフェのように仕事の邪魔になる要素があまりないので、仕事に集中できやすい環境があります。
セキュリティ面での安心感も!
・来訪者チェック/ ICカードによる入退室チェック
受付スタッフが常駐しているケースが多く、来訪者に名前、連絡先、企業名などを記載してもらうことで不審者の侵入を防いでいます。執務スペースにはICカードリーダーを設置し、会員以外入室できない仕組みを設けているところもあります。
・Wi-Fiの暗号化などによる高いサイバーセキュリティ
インターネット面でのセキュリティ対策もとられています。Wi-Fiの暗号化を始め、不正アクセスを防ぐための対策を講じているところがほとんどです。
・重要書類保管サービスが利用できるところも
機密度の高い資料や書類を保管できるロッカーを利用できるところもあります。クライアントの情報や、プライバシーに関わる情報が含まれた資料などを安全に保管できるので、大切な資料を持ち歩くことで、置き忘れたり紛失したりするリスクも防げます。
来客対応・打合せスペースが確保できる
執務スペースの他に、オープンな打合せスペースと、個室の会議室を備えているところが多いので、来客対応や、クライアントを招いての打合せ場所に困りません。社内の打合せや、ちょっとした来客対応には打合せスペースを利用し、機密度の高い内容を話し合いたい時には個室の会議室を利用するなど、用途に応じて使い分けられます。
同業者・他業者との関わりで仕事が広がることも
シェアオフィスやコワーキングスペースでは、利用者同士の交流を促進しているところもあります。交流会やビジネスマッチング会などが開催されるケースもあるので、同じ利用者が新規クライアントになったり、利用者を通じて新規クライアントを獲得するなど、ビジネスの発展につながることもありそうです。
まとめ

少額で気に入った場所にオフィスが構えられるシェアオフィスは、在宅ワーカーやノマドワーカーの方にとって多くのメリットがあることがおわかりいただけたでしょうか。
現状の働き方に満足している在宅ワーカーやノマドワーカーの方も、シェアオフィスを活用することで、これまでとは違った環境や働き方に大きな刺激を受けることができるでしょうし、今後のビジネスの発展も期待できるかもしれません。
いろんな可能性が広がるシェアオフィス、興味を持ったらぜひチェックしてしてみてください。
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